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2016年 11月 06日
事業経営をテーマとした中で 「女性は親和性に長けている。でも忠誠心を自分の生活に向けてしまっている人が多い。」 といったことを、おっしゃっている方がいて、ナルホド、身に覚えがあるな、と思ったのですけど、「忠誠心を自分の生活に向ける」ことは、事業経営の中では好ましくないことなのかしら?という疑問が生じました。 投資家から投資を受けている事業家の場合、そんな悠長な態度ではケシカラン!ということになるのでしょうか。そんな態度では、競合他社に負けてしまうということでしょうか。 わたしの場合、そもそも『モーラの家』も『ミドリムシ不動産』も、自分ごとの延長として立ち上げたものなので、自分自身が感じたニーズが動機となっています。 とはいえ、小さいながらも事業として立ち上げた後は、他人様にサービスを提供するものなので、努力を続け、自分の能力の限界が、その事業の限界であってはならない、ということに気をつけてきました。(その対策として、自分で出来ないことは、コントロールを手放したりしたのですが、そうはいっても、私の能力内に留まっているようにも感じます) 「自分ごとの延長でローンチして上手くいった事例は、その人やその背景ならではの諸々が具現化されたもので属人性が高く、そのため再現性が低い。(→だからデータを使って分析が必要。という話の流れだった)」ということを指摘されていた方もいらっしゃった。 これにもナルホド身に覚えがあるゾ、と思いましたが、これまた「再現性が低いことの何がいけないんだろう」との思いが。 均質化されたものに違いを出そうと、あちこちで一生懸命、差別化というのをしているじゃないか、と。再現性が低いというのは、差別化としては上手くいったことにならないのでしょうか。 どこに行っても均質的なモノやサービスが入手できるのは、それはそれで素晴らしいことだと思います。(インドでお腹を壊した時、マクドナルドクオリティがありがたかった。しかしローカルのチャイも美味しかった) つまるところ、何のための、誰のための経済なのか、ということなのかしら。 うーん。 #
by mocho79
| 2016-11-06 18:47
| 持続可能な思考
2016年 04月 08日
定常経済を提唱されているハーマン・デイリー氏の解説には、理解がおいつかない事があったのですが、 こちらの方のインタビュー記事は、経済成長のこと、市場のこと、経済学の歴史の流れなど、大変わかりやすかったです〜。 #
by mocho79
| 2016-04-08 19:05
| 持続可能な社会
2016年 04月 04日
ご存知の方はとっくに使いこなしている方が多いと思うのですが、私は最近知ったばかりの地域経済分析システム『RESAS(リーサス)』
【推奨環境】 CPU: Intel core 2 Duo CPU E7500 以上 OS: Windows 7(64bit)以降 ソフトウェア: Google Chrome 41.0 以降 各自治体が地方創生のための施策を考える時に、参考にしてもらうために、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部が作ったサイトなのですが、 各地域の人口の変化や人の流れ、企業活動のデータなどが、素敵にビジュアル化されて表示されるので、判りやすくて面白いです。 私も、どれどれ地元のことをちょっと調べてみようと見てみたら、人口推移などでは、なかなかシビアなシュミレーションも表示されたりして「ひゃあっ」となりました。 パターン1:全国の移動率が今後一定程度縮小すると仮定した推計(社人研推計準拠) パターン2:全国の総移動数が、平成22年から平成27年の推計値と概ね同水準でそれ以降も推移すると仮定した推計(日本創成会議推計準拠) シミュレーション1:合計特殊出生率が人口置換水準(人口を長期的に一定に保てる水準の2.1)まで上昇したとした場合のシミュレーション シミュレーション2:合計特殊出生率が人口置換水準(人口を長期的に一定に保てる水準の2.1)まで上昇し、かつ人口移動が均衡したとした(移動がゼロとなった)場合のシミュレーション。 こちらの方は「観光マップ」の中の「メッシュ分析」というメニューを使って、ディズニーランドが空いているのはいつなのか調べられています。 RESASを使って、高校生や大学生が政策アイデアを考えるコンテストも開催されたりしています。 RESASの開発に関われれた方のお話を聞く機会があったのですが、その際に 「複雑さの性質を説明する時、複雑さをそのまま表現できるようになったので、抽象化する必要がなくなった」 といったようなことをおっしゃっていたのが印象に残ってます。 (複雑なままだと理解がおいついていってない自覚が私にはありますが...) #
by mocho79
| 2016-04-04 18:48
| 持続可能な社会
2016年 03月 21日
greenz.jpというウェブメディアをご存知でしょうか? ”ほしい未来”をつくるためのヒントを発信しているウェブマガジンで、 社会のグッドな事例を主に紹介しています。 greenzは、良質な記事を提供してくれていて、 読者として長いことお世話になってきているメディアです。 自分のプロジェクトがローンチした際には 取材もしていただき、丁寧な記事を掲載して貰ったこともあります。 そのgreenzには、greenz peopleという会員制度があります。 greenzの運営や記事配信をサポートする個人寄付会員制度です。 greenzの記事は無料で読むことができますが、 雑誌を定期購読するつもりで、私もgreenz peopleに入会をして、 毎月些少ながら会費をお支払しています。 会員になるといくつか特典があります。 一般には流通していない『green books』という本が年2回届いたり、 会員限定のメールマガジンが届きます。 会員用のオンラインコミュニティもあるのですが、 オフラインでもコミュニケーションの場がしばしばあります。 「ピープル遠足」なるものもその一つ。 会員有志の方による企画・幹事で、気になる場所を訪問する「遠足」で、 東京で始まりましたが、各地での開催にも繋がっています。 (参加はgreenz people会員限定です) 先日は、東京で「谷根千」を歩く遠足を企画してくださり、 私も参加をさせていただいてきました。 芸工展とは 地元に詳しい方ならではの土地勘、ネットワークを駆使していただいて、昭和感満載の味のある路地裏から、地元で活動されている建築家、いま話題の場所まで楽しく歩き、訪問させて貰ってきました。 外国からの観光客の方もかなりいらっしゃいました。 他の写真はこちらからどうぞ。 #
by mocho79
| 2016-03-21 13:59
| ソーシャル・アクション
2015年 11月 28日
資本主義というと、金融資本のイメージが強いかと思うのですが、
資本にもいろいろ種類があると思っています。 ①自然資本(いわゆる自然環境、そこから得られる効用やエネルギー) ②社会関係資本(人との信頼・信用関係、コミュニティ) ③金融資本(いわゆる金融商品や、貨幣) 賃貸事業というものは、③の金融商品としての特色が一般的に強いものなので、 その事業での利回りは、当然のことながら重要視される傾向にあります。 モーラの家の場合でも、③の金融の視点からご質問を受けることがあります。 事業を持続可能にしていくために、金融の視点も勿論大事なことではありますが、 モーラの家では自然資本と、関係資本の視点も大事にしています。 自然資本・関係資本・金融資本。 その3つの総合力の総和がモーラの機能だと思っています。 この3つのバランスの丁度良い所。 そのバランスが見つからなくて、頭を抱えることも多々ありますが、 右手に理想、左手に実践を留意して、これからもコツコツやっていきたいと思います。 #
by mocho79
| 2015-11-28 15:52
| 持続可能な思考
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