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2013年 02月 27日
最近、自分がやっていることというか、行動に移すスタンスというか、なんというかその辺りのことを、ここらでアウトプットをしていった方が良い、ということを数名の方から続いておっしゃっていただき、
「え〜?そうなの?うーん、、、無自覚でやっていることを自覚するのって難しいな〜」と思いつつ何となくぼんやり考えておりました。 そんな時に、前に代表の方の記事を読んだことがあるとあるNPOのページを見て、その団体名に「あ、これこれ」と思いました。 NPO法人クロスフィールズ ”枠を超える、未来を創る” クロスフィールズという団体名には、領域(Field)の橋渡し(Cross)するような経験を創り出す団体でありたいという想いが込められています。また、Fieldが複数形になっていることには、NPO・企業・行政といったセクターの枠、国境という枠、価値観という枠、更には既成概念という枠など、ありとあらゆる領域の枠を飛び越える機会を提供するという想いが込められています。こうしたFieldsの枠を飛び越える経験こそが、より良い明日の世界を創っていくと私たちは信じています。 自分自身やりたかったことや、小さい活動ながらもやってきたことはこんな感じかな、と思いました。 私自身は国内中心の活動でしたが、ここ数年はいくつかの領域をはみ出し行き来することをしてきました。最初は法人の枠を超え、都市部の枠を超え、一人でリュックを背負って農場へ赴くことから始めました。それから個人と法人、農村(川上)と都市部(川下)を行き来するようになりました。 ホームベース(市街化区域内)以外の領域(中山間での現場)に伺った時は、その現場に専任されている方に比べると、私の現場力はモチロン低くなりますが、行き来することで築けたネットワークや得られた体感や視点というものもあると思います。 片方のフィールドで得た経験や視点を、もう片方のフィールドでお話する。例えば、都市部で狩猟のお話をして、中山間で都市の活動や意識を伝える。それは専門性が無くても出来ることでしたし、双方のフィールドの方に喜んでいただけることでした。 そうやってあちこちお邪魔していると、その一つ一つの行為が点のように打たれて、その点が繋がり始めて線になり始めます。 実感としては、点は打ち続けていけば、自然と線になっていきました。行動(点)と時間の経過が自然と線を生んでいってくれたように思います。そして線が出来はじめると、その線が結びついて、平面になっていきます。これも線ができた時と同じ物理でできていったように思います。 出来上がった平面を立方体にする時には、別の力学の必要性を感じました。横に動く力から、縦に立ち上げる力です。私の場合では、これがまさに「モーラの家」だったと思います。 領域を超えるということは、結果的に分断されてしまったものの繋がりを取り戻すことになったのかな、と思っています。 専門性を極めるということもとても素敵なことでスゴイことです。私の場合は一つのことをずっとやり続けることが得意でなく、所属領域からはみ出さざるを得なかった、ということもあります。 先日、自分の専門領域をお尋ねいただき、領域を行き来することを一つの行動指標としてきた者として返答に困りましたが(笑)、もうしばらくはこういった行動姿勢でいこうと思っています。
by mocho79
| 2013-02-27 18:10
| 持続可能な思考
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