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2013年 08月 11日
初島で、10年以上ぶりに海の中に入ってきました。
ワタクシ、実はあまり海が得意ではありません。 海岸を眺めるのは心地良いことですが、潜水は大変苦手で、 レジャーとはほど遠く、ほぼ恐怖です。 潜水はその恐怖心と向き合う修行であります(苦笑) 「足つかないし!」 「なんか呼吸苦しいし!」 「潮の流れあるし!」 10年以上前にスキューバをしていらい、 海岸沿いに行くことはあっても潜ったことはありませんでした。 海(川下)はそもそも苦手意識があったこともあり、 今までもっぱら山(川上)の領域にお邪魔してきました。 山でも登っていて大変なことはありますが、 よっぽどの高所登山でなければ、 息ができないということはありません。 「海は(おっかないし)私はいいや。他の方にお任せします」 と心の中で思っていたのですが、海のみならず 水の中でお仕事をされてきた、水中工事の第一人者である 潜水士の渋谷さんから、海の砂漠化のことや、 森と海の繋がりのお話を伺う機会があり、 今年は少し海中のことに興味がわきました。 山や森がある農村を川上とした場合、 川下として都市を考えがちでしたが、 「そっか、もっと川下は海なんだよね」 と思ったのです。 「森は海の恋人」といったような運動・活動・関連書籍でも 森と海の環境の繋がりのことは言われています。 ただ山は高速道路を走っている時や、電車や飛行機に乗った時などに、 自然と視界に入ってくることがありますが、 海中は、わざわざ行かないと見ることができない所です。 そこで、渋谷さんが主宰されている水中セミナーに参加させていただき、 初島で初めてスキンダイブに挑戦してきました。 結果的には… 水中サイコーだな!というよりは、 地に足がつけて呼吸ができるってサイコーだな! と現時点では陸のありがたみを再確認してきました(笑) (日頃の当たり前の状況に改めて感謝するのは良いことではあると思うんですが) 母親の胎内にいる時は羊水の中ですやすやしていたハズなのに、、、 海のことを色々と知るどころではなく、 自分の身を何とかするので精一杯。 とはいえ、今までの数少ない潜水経験の中では、一番楽しめたことは、私にとって大きな収穫でした。青い小さな魚、可愛かったなぁ〜。それとパディを組まさせていただいたベテラン参加者の方には大変お世話になりました。皆さんが気持ち良さそうに泳いでいる姿は格好良かったです。 私が自ら海に泳ぎ出て潜ったりすることは、「自分の恐怖心を自覚しながら冷静さを保つ」という自己鍛錬と修行の場、としての要素の方がまだまだ大きいですが(笑)、ちょっとずつでもチャレンジを続けてみたいと思えたことも大きな前進です。 一般人としては、別に頑張って海の中にいかなくても、 陸の上だけで生活していても問題はないのです。 でも魚の世界にお邪魔してきて、地球に住むものとして 陸の上だけで人間が我がもの顔のようでいてはイカン、 という気持ちになり、このイラストのことを思い出しました。 地球は陸だけで構成されているのではない。 当たり前のことですが、もっぱら陸人間の者としては、 そのことを思い出し、感じる良き時間でありました。 そして、あれほど「余裕がない」シチュエーションを 味わったのも久しぶりでした(笑) タイから帰国した時、日本で緊張する場面にあった時には 「そうはいっても、日本語通じるし」と思ったものですが、 今度、海外で緊張する場面にあった時は 「そうはいっても、息はできるし」 と思えるかもしれません(笑)
by mocho79
| 2013-08-11 10:29
| 持続可能な思考
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