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2007年 04月 30日
ワタリウム美術館企画のツアーで、日向邸@熱海を訪れて参りました! 日本に残っているタウトの設計では、唯一の建物です。 肝心のタウト設計の部屋は、写真撮影が禁止だったので、写真がアリマセン・・・。 こちらで一部ご覧ください。 日向邸では、お仕事をリタイアされたと思われるボランティアの方が、 解説をしてくださったのですが、その解説が熱い! 現職中のお仕事は、きっと建築関係だったと思われます(笑) タウト設計の空間、色彩の美しさは予想していた通りでしたが、 行ってみて特に感心したのは、至る所に光る日本の職人技! 竹をしならせるように曲げた、階段の手摺とか、寄木細工のような床や天井。 竹の節を残したまま並べた壁(これは言葉で説明しにくいのですが・・・)などなど。 とにかく芸が細かい! 一見簡素に見えるのですが、非常に手間と労力がかかっている。 日本の工芸とかもそうですよね。 シンプルなものほど、ごまかしが効かない、とつくづく感じました。 これは料理にも通じる所ですね~(と、すぐ食い気に走るワタクシ・・・) タウトの設計も素晴らしいと思いましたが、 現場の大工さんの技術力も凄かったんだなぁ、と思いました。 今は、家をつくる時もプレカットで材木が届きますから、 カンナで木を削るなんてこともしないですもんね~。 コストの問題もありますから、致し方ないのでしょうけど、 木の呼吸を感じたり、読み取れる大工さんが少なくなってしまうのは、 イチ日本人として寂しさを覚えます。 そんなこんなを思いつつ、庭に出てみれば、目の前は海! 後ろには、隈研吾氏による「水/ガラス」。 (風が吹くと水しぶきが飛んできました・・・笑) 残念ながら、こちらは個人オーナーの私物なので、中は拝見できません。 その後、お昼は、同じく日向氏の別荘であった建物を利用した多賀で、 お蕎麦をいただきながら、タウト設計のテーブル&椅子を見ました。 ツアー後半は、起雲閣へ。庭が見事でしたねぇ。 1日建築三昧で、お腹いっぱいな1日でした。 ちなみに、帰り道ついでに、新丸ビル寄ってみました。 こちらは凄い人で、熱海とのギャップを強く感じました(笑)
by mocho79
| 2007-04-30 18:15
| 住まい(建築&不動産)
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