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2007年 10月 14日
料理をしていて感じる、建築との共通点。
それは 「最小限で最大限を目指す」 ということ。 例えば、料理。 ![]() 素材を活かす為に、食材に加えるヒトの手は、最小限に抑える。 アレコレ調味料なんか加えない。 元々ある素材の旨味や美味しさを引き出す、引き立てる。 残念ながら、私は未熟なので、その域まで達していませんが、 目指したい所はソコです。 これって建築にも通じるものがあると思うのです。 外部と内部との関係性を考えたり、(素材と素材の相性を考えたり) 内部空間の最大効果を狙ったり。 最小限の線で、最大限の豊かさを演出する。 あるべき姿を見出す、引き立てる。時には際立たせる。 ![]() そういう潔い料理や建築には、好感を覚えます。 ちなみに、私が食生活のベースに心がけている穀物菜食は、 乳製品不使用、砂糖不使用、動物性不使用、の云わばナイナイ尽くし。 建築で言えば、変形地で、狭小地で、低予算の住宅、 みたいなものでしょうか(笑) そりゃーバターも牛乳も使えば、コクも出しやすい。豪華にもなる。 (そりゃー40坪の東南角地で、予算もあれば、素敵な家が建つ。) でも、そこに甘んじないのです。 あえて挑戦するのです。 制限があればあるほど、 エキサイティングする、 とでも申しましょうか。 こちらの知恵とイマジネーションを試されているような感じがするんですよね。 ![]() 建築と違って、料理は日々、自分の手で実践と試作ができる、 という身軽な点が気に入っています。 専門家でなくても、イチ生活者として手が出せる範疇です。 失敗しても、(それほど)大変なことになりません(笑) 確か安藤忠雄氏が、「創造性を養う為に、子供に料理をさせよう」 みたいなことを言っていたような覚えがあります。 なるほど、納得。 身体に良い、という理由以外に、 そういう意味でも自炊のメリットはあると思うのです。 (ま、そうは言っても、外食が続いてしまったりすることもあるんですけどネ・・・。) ■
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by mocho79
| 2007-10-14 22:41
| 食
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